東芝、車蓄電池で米ジョンソンコントロールズと提携

2018/11/28 11:24
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東芝インフラシステムズは28日、自動車機器やビル設備を手掛ける米大手ジョンソンコントロールズと自動車向け電池事業で提携すると発表した。東芝と米社の電池を組み合わせ、減速時に電気をためる回生ブレーキ向けの蓄電池として欧米の完成車メーカーに売り込む。成長余地が大きい自動車業界を開拓し、電池事業を新たな収益源にする。

東芝は日本で生産するリチウムイオン2次電池をジョンソンコントロールズの米ミシガン州の拠点に供給し、米社の鉛電池を組み合わせて2020年から自動車メーカー向けに販売する考えだ。東芝は年間数十億円規模の売り上げを見込む。

米ジョンソンコントロールズは空調などビル設備に加え、自動車用バッテリーが主力。欧米自動車メーカー向けに高いシェアを持つ。

両社はハイブリッドカーや電気自動車に搭載される回生ブレーキシステムに使う蓄電池を供給する。減速時のエネルギーを電力に変換して加速時に転用する。自動車を運転する際には加減速が多いため、蓄電池は急速な充放電への対応を欠かせず、高い品質を求められる。

東芝のリチウムイオン2次電池「SCiB」は充放電の性能が高く、寿命も長いため、回生ブレーキシステムとして性能を発揮する。スズキに納入した実績もあり、今後はジョンソンコントロールズの納入先である欧米メーカーからの受注を見込む。

東芝は162億円を投じて、横浜市の拠点にリチウムイオン2次電池の新工場を建設することも決めている。量産体制を整え自動車業界向けを開拓する。東芝は8日に5カ年中期経営計画を発表した。電池など今後成長が見込まれる事業に集中投資する方針を打ち出しており、30年には電池の事業規模を4000億円まで高める目標を掲げている。(志賀優一)

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