2019年1月17日(木)

危険運転認め、懲役11年 北海道の少年死亡飲酒事故

2018/11/28 10:04
保存
共有
印刷
その他

北海道登別市の道道で昨年11月、車を飲酒運転して赤信号を無視し、歩行者の少年をはねて死なせたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)などと道交法違反(酒気帯び運転)の罪に問われた同市、元会社員、藤森雄三被告(40)の裁判員裁判で札幌地裁は27日、危険運転の成立を認め、懲役11年(求刑懲役15年)の判決を言い渡した。

弁護側は「信号は赤への変わり目で、同乗者の指摘で気付いた被告はブレーキを踏んでいた」として自動車運転処罰法違反の過失致死罪にとどまると主張したが、駒田秀和裁判長は「信号は事故の十数秒前から赤で、赤信号を殊更に無視したことは明らか」と退けた。

また「飲酒運転の発覚を免れたいとの身勝手な動機で危険運転に及んだ。不合理な弁解で責任を逃れようとしており、真摯な反省はみられない」と指摘した。

判決によると、昨年11月27日夜、酒気を帯びた状態で乗用車を運転、赤信号を殊更に無視して時速91~97キロで交差点に進入し、横断歩道を渡っていた近くの専門学校生、森口修平さん(当時19)をはねて死亡させた。

道警によると、被告は事故直前、数キロ離れた場所で別の乗用車と追い越し合って接触事故を起こし、相手から警察に通報すると告げられ逃走。相手の車に追われ、森口さんをはねた。被告は娘とその友人の3人で市内の居酒屋で飲食し、友人を家に送る途中だった。

森口さんの母博子さん(56)は代理人弁護士を通じ「思っていたより量刑が軽い。処罰を重くしないと飲酒運転による事故はなくならないと思う」とのコメントを出した。〔共同〕

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報