オトバンク、東京ガスなど5社と資本提携

2018/11/27 20:37
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耳で聴く本「オーディオブック」などの音声コンテンツを制作・配信するオトバンク(東京・文京、久保田裕也社長)は27日、東京ガス、ニッポン放送など5社と資本提携したと発表した。オトバンクは5社を引受先とする第三者割当増資を実施し、数億円を調達した。各社の強みを生かし、音声コンテンツを広げていくための事業連携を視野に入れる。

オトバンクは耳で聴く本「オーディオブック」を提供する

オトバンクはカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下のカルチュア・エンタテインメント(東京・渋谷)、アニメ制作会社のフロンティアワークス(東京・板橋)、ネット広告のVOYAGE GROUPからも出資を受けた。

オトバンクは2004年の設立。ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」であるオーティオブックを07年より配信する。18年3月にはサービス名を「audiobook.jp(オーディオブックドットジェーピー)」に改め、月額750円で聴き放題のサービスを始めたところ、利用者が急増し50万人を突破。「19年上期中には100万人を超える見通し」(久保田社長)という。

今回の調達資金は主にシステム開発やコンテンツ制作に投資。オーディオブックの利用者拡大を加速するとともに、異業種の各社と協力し「場所や時間を選ばずに音声コンテンツを楽しめるインフラをつくる」(久保田社長)のが狙い。音声で操作できる「スマートスピーカー」や次世代通信規格「5G」の普及をにらんで、音声コンテンツの可能性が改めて注目されていることが背景にある。

すでに東京ガスとは17年7月から入浴時にオーディオブックを楽しめる新サービス「Furomimi(フロミミ)」を展開。今回の資本提携を機に協業範囲を広げ、育児や料理、家事などの生活シーンをサポートするコンテンツを開発していく考え。CCCグループは書籍や音楽を扱う「TSUTAYA」などの実店舗を抱えており、幅広いコンテンツの企画・制作で協業を検討するとみられる。

各社の出資比率はマイナー出資にとどまり、オトバンクの上田渉会長ら経営陣が引き続き持ち株の過半数を維持する。現在の社員数は40人ほどで、事業拡大に伴い、採用を強化していく計画だ。

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