2019年9月23日(月)

起訴状翻訳ミスで審理差し戻し 名古屋地裁で再び判決

2018/11/27 19:46
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覚せい剤取締法違反(営利目的所持)などの罪に問われたイラン国籍の男(34)の一審で起訴状の翻訳に誤りがあり、名古屋高裁が審理を名古屋地裁に差し戻す判決を言い渡していたことが27日、分かった。同日地裁で差し戻し審の判決があり、神田大介裁判長は有罪判決を言い渡した。

4月の高裁判決によると、一審で地裁が起訴状の翻訳文を作って被告らに渡したが、「営利の目的で」との部分を訳していなかった。男は覚醒剤の単純所持で起訴されたと誤解して起訴内容を認め、有罪判決を受けた。

一審判決後に弁護側の通訳が誤りに気づき、二審判決は「被告に対する適正な告知を欠き、争点となるべき点が争われなかった」として審理を地裁に差し戻した。

差し戻し後の一審判決によると、男は2016年、自宅で覚醒剤や大麻などを営利目的で所持するなどした。量刑は当初の一審と同じ懲役8年、罰金200万円、追徴金1万円だった。

名古屋地裁によると、翻訳文は法令に基づくものではなく、被告の権利を保障し、審理の充実を図るために作られる。裁判所が委託した通訳が翻訳するが、内容を精査する仕組みはないという。

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