2019年5月26日(日)

乳児期アレルギーを予防か 妊娠中のぜんそく薬

2018/11/27 18:30
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国立成育医療研究センターは27日までに、妊婦に特定のぜんそく治療薬を投与すると、生まれた子の乳児期のアレルギー発症を予防できる可能性があることを、マウスの実験で明らかにしたと発表した。

この薬は、アレルギーの原因となるタンパク質「免疫グロブリンE(IgE)」の働きを邪魔する抗体。人間用にはオマリズマブという薬として実用化されている。

成育研などのチームは妊娠中期と後期の2回、マウスに薬を投与。生まれた子は生後6週間以上、IgEが体内で作られず、アレルギー反応が起きなかった。人では生後4カ月程度、効果が続く計算になる。

乳児期にアトピー性皮膚炎などを発症すると、成長に伴い食物アレルギーやぜんそくなどを連鎖的に発症する「アレルギーマーチ」という状況になりやすい。

成育研の斎藤博久・研究所長補佐は「乳児期のアレルギーを予防できれば、その後の発症予防にもつながる。人でも有効と示せれば、アレルギーを大きく減らせるかもしれない」と話している。

IgEは、山形大特別招聘(しょうへい)教授を務め、今年7月に死去した石坂公成氏が1966年に発見。石坂氏は今回の研究を発案し論文の著者にも名を連ね、最後の仕事となった。

〔共同〕

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