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ウクライナ、戒厳令発動を決定 ロシアによる艦船拿捕で

【モスクワ=小川知世】ウクライナは26日、同国軍の艦船がロシアに銃撃、拿捕(だほ)されたのを受け、ロシアとの国境や黒海、アゾフ海沿岸地域に戒厳令を発動すると決定した。28日から30日間実施する。ポロシェンコ大統領が提案し、最高会議(議会)が承認した。「戦時状態」として政府や軍の権限を強化し、必要に応じて移動や集会、報道の自由を制限する。

ポロシェンコ氏は26日、戒厳令は「防衛目的のためだけに発動する」と説明し、宣戦布告ではないと強調した。ウクライナ側は拿捕された艦船と乗組員の即時解放を求めているが、ロシアは拒否している。

最高会議の審議は戒厳令が2019年3月に控える大統領選の選挙運動を妨げるとの懸念の声が上がり紛糾した。ポロシェンコ氏は当初、全土で60日間にわたる戒厳令を提案したが、時期や場所を修正した。

ポロシェンコ氏は26日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長や欧州連合(EU)のトゥスク大統領、ドイツのメルケル首相らと相次いで電話で会談し、ロシアへの圧力を強めるように求めた。NATOは同日、大使級の緊急会合を開くもようだ。

ウクライナ軍の艦船は25日、黒海とアゾフ海を結ぶケルチ海峡でロシアの攻撃を受け、乗組員に負傷者が出た。ロシアは14年、親欧米に転じたウクライナのクリミア半島を武力により併合、同国東部にも軍事介入した。ロシアが軍事支援する東部の親ロ派武装勢力との戦闘により、ウクライナではこれまでに1万人以上の死者が出ている。

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