2019年8月21日(水)

メキシコ、移民集団98人を強制送還 米は42人逮捕

2018/11/27 3:49
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【メキシコシティ=丸山修一、ワシントン=中村亮】メキシコ政府は26日、米カリフォルニア州に接するメキシコ北西部のティフアナに滞在する中米移民集団のうち、25日に起こったデモの最中に警備を突破して米国へ渡ろうとした98人の身柄を拘束し、強制送還手続きに入ったと発表した。一方、米国境警備当局は不法に越境した42人を逮捕。両国が足並みをそろえて不法移民に厳しい姿勢を示した。

米国への不法入国を図ろうとする移民集団(25日、メキシコ北西部ティフアナ)=ロイター

メキシコ政府が拘束した98人の大半がホンジュラス出身者とみられ、現地ではすでに強制送還したとの報道もある。

メキシコ政府によると25日時点で中米からの移民集団は同国内で8247人に上り、そのうち7417人がティフアナがあるバハ・カリフォルニア州内に滞在しているという。ただ、メキシコ国内は移民集団とは別に米国入りを目指す多くの中米出身者が常に流入している状態だ。ティフアナ以外でも米国と国境を接する町では移民による難民申請待ちの長い列ができている。

米国境警備当局幹部は26日、米CNNテレビに対して国境付近で25日発生した中米移民集団のデモに関連してティフアナから米国へ不法に越境した42人を逮捕したことを明らかにした。米当局幹部は「難民申請を求めるために当局に近づいてきているようには見えなかった」と話し、不法入国を目的に国境を渡ってきたと主張した。

トランプ大統領は26日のツイッターへの投稿で、キャラバン参加者について「多くは冷血な犯罪者だ」と主張。「必要なら国境を恒久的に閉鎖する」とも書き込み、移民集団の米への不法入国をやめさせるようにメキシコ側に圧力をかけた。

トランプ氏は米国の警備隊がメキシコとの国境付近で中南米からの移民集団に催涙ガスを使用したことについても「ならず者が突撃してきたのだから、やむを得なかった」と記者団に語った。「合法的でなければ誰も我が国に入国できないと強調しておきたい」と正当性を訴えた。

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