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「ワラビーズ」再生策は? 初の女性トップに聞く
NZ出身の豪ラグビー協会CEO

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2018/11/29 6:30
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――でも最近ワラビーズの成績はよくない。

「よくないわね。難しい時期を迎えている。でもワラビーズというブランドはまだとても強い。世界の人々が豪州をポジティブに見るのにつながっている。豪州内でグッズや消費財を宣伝しようとしている企業にとって、もしくはグッズやサービスを日本や欧州市場で宣伝しようとしている豪州企業にとっては、まだ強いブランド価値がある」

「ワラビーズというブランドはまだとても強い」とキャッスルCEOは強調する=AP

「ワラビーズというブランドはまだとても強い」とキャッスルCEOは強調する=AP

――SRの将来について、あなたの立ち位置は?

「まだ議論と交渉の最中だ。次の放映権の対象となる5年間で何がベストの契約か。SRはNZと豪州と南アフリカとアルゼンチンが共同事業のパートナーで、もちろん大会では日本が戦っている。日本のチームはプレースタイルなど多くの違いをもたらした。だから我々は、できれば日本がSRに関わり続ける方策を見つけるという議論を続けている」

「違い、という意味でいい貢献」

――サンウルブズのSRへの今までの貢献をどう見ているか。

「違い、という意味でとてもいい貢献をしている。違う国からの関心を持ってきた。チームのパフォーマンスも改善した。我々にとっての問題は、サンウルブズがいることで、日本ラグビー協会がフィールドでのパフォーマンスを改善し、フィールド外での商業的な貢献を続けられるかどうかだ」

――いまのところ、それはサンウルブズをSRにとどめるのに十分か。

「それはいま我々が交渉しているところだ」

――SRの将来像にどんなオプションがあるか。北米への拡大もあると聞いた。

「まず第一にフォーカスしているのは、できる限り最も競争的な大会をつくることだ。毎週試合をして、誰が試合に勝つかわからないという、結果に不確実性があるチームを確保すること。私はそれが一番の優先事項だと思う。新しい市場へ拡張する前に、それを確実にすることを考えないといけない。それと新しい市場でゲームを成長させ、商業的な貢献があるかどうかだ」

――南半球の国別対抗戦である「ラグビーチャンピオンシップ」に日本が参加する条件は?

「それについて長い議論をした上で、同じ質問をするだろう。新しいチームを入れることで大会に価値を加えることができるのか。もっと競争的な大会にできるのか。新しい市場を開くことができるのか。新しい観客がゲームを見たいと思うのか。もっと商業的な結果が得られるのか」

――つまりSRと同じ基準で考えるということか。

「その通りだ」

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