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言葉でたどる大谷翔平の18年シーズン(前編)
スポーツライター 丹羽政善

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2018/11/26 6:30
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大事な場面で三振を取れば、マウンド上で感情をあらわにする大谷翔平(エンゼルス)だが、記者会見の表情から読み取れるものは決して多くはない。うれしいのか、悔しいのか。その日、たとえば2本塁打を打ったのか、3三振を喫したのか。

とはいえ、ときにその素顔であったり、価値観をのぞかせたりすることがある。

大谷が2018年シーズン、節目で残した言葉をたどる。

大谷のキャンプ初日は2月14日のこと。米アリゾナでは珍しく雨になった。練習後、キャンプ地に隣接したホテルの、結婚式を行えば300~400人は入れそうなボールルームを貸し切って、記者会見が行われた。

いい意味で頑固、柔軟性も

日米の記者から多くの質問が飛ぶ中、米大リーグへの適応をどうイメージしているかと問われて、こう話している。

「まずは何も変えずに、自分がやってきたことをベースにしっかり取り組んでいく。変えなければいけないところは、その都度、変えていければいい。まずは今までやってきたスタイルを、しっかりここではっきり発揮できるようにやりたいなと思います」

そのことはチームからも認められていた。

「やりやすいようにやってほしいって言われています。トレーニング一つをとっても、どのくらい満足しているかということも報告もしますし、次にどういうトレーニングをしたいのかという意見交換もするので、そういうような感じで自分の望んでいる方向にいきます」

いい意味で頑固。それでいて柔軟性が感じられた。

3月29日のアスレチックス戦で、メジャー初打席初安打を放った=共同

3月29日のアスレチックス戦で、メジャー初打席初安打を放った=共同

3月29日、オークランドでアスレチックスとの開幕戦を迎えると、初打席で初球を捉え、右前に安打を放った。

「初打席に向かうときは、おそらくこの先忘れない打席になるのかなと思う。すごく特別な感情がある」

このときは「8番・指名打者」での出場。やがて大谷はチームの中軸を任されることになる。

4月1日、メジャー初先発。6回を投げて3安打、3失点、6奪三振。アスレチックス打線はフォークボールにまるでタイミングが合わなかった。まずはメジャーのマウンドから見える景色を聞かれると言った。

「すごく周りが近く感じましたし、雰囲気的には(キャンプ中の球場と)全然違うのかなという感じがする」

スライダーを本塁打されたが、解説が興味深い。

「本塁打を打たれたスライダーは、腕を振るポイントが少し遅れていた。そこは工夫が必要」

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