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歳暮商戦 これで誘え インスタ映えや地域色、四国4県の百貨店

四国の百貨店で歳暮商戦が本格化してきた。従来のフォーマルな贈答市場が縮小を続ける中、地域色を強く打ち出した商品や、SNS(交流サイト)を意識した「インスタ映え」や「自分用」といったカジュアルなギフトの強化に各店が力を入れる。一部では受注期間の大幅前倒しで顧客を囲い込む動きも目立った。

各店は地域色の強い商品を強化している(松山三越)

「生産者らの情熱を伝えるのがデパートマンの使命。長期戦を戦い抜こう」。松山三越の浅田徹社長は決起集会で従業員らに呼びかけた。同店はこれまでで最も早い10月30日に歳暮専用売り場をオープン。2017年より2週間の前倒しで囲い込みを強化した。

砥部焼の小鉢と地元総菜のセットなどをそろえる(いよてつ高島屋)

17年に続き愛媛県内の女性生産者らとコラボした「さくらひめプロジェクト」を展開し、ブルーベリーアイスなど7商品を用意。インスタ映えを意識し見た目にも鮮やかな食品を扱う。

同じ松山市内で競合する、いよてつ高島屋も最も早い11月1日に専用売り場を開設。人気作家による砥部焼の小鉢と地元総菜のセットなど「ふるさと愛媛のおすすめギフト」7点をそろえる。中元で初めて設置した「お持ち帰りコーナー」も展開し、ギフトより価格を抑えた商品を扱う。

同店の担当者は「フォーマルからカジュアルへ主流が移り、親しい人と楽しんで食べられるような商品が人気」と説明する。

こうした流れを受けて、高松三越は食べておいしく、見て楽しい商品を追求。東京や京都など4つの国立博物館と連携し、パッケージに日本画を採用した商品を用意。3段のお重に詰め合わせた焼き菓子など豪華さの演出にも力を入れる。

そごう徳島店では歳暮のギフトセンター開設と早期優待の受け付けを昨年より1日早い14日からスタート。優待対象商品は933点と例年とほぼ同数をそろえた。徳島県産品では、鳴門わかめ、鳴門金時、すだちに人気が集まるとみて、約150点を用意した。県の地鶏である「阿波尾鶏」の鍋セットも自宅用商品として販売に力を入れる。

高知大丸が特に力を入れるのが地元の産品だ。県内の特色のある食品などを集める同社の地産地消企画「ディスカバリー高知」で発掘した商品も積極的に取り入れた。一押しの「土佐の新選こだわり便」は25点にラインアップを充実した。

(棗田将吾)

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