ヘン財務相、次期首相の最有力に シンガポール現地紙報道
【シンガポール=中野貴司】シンガポールの与党・人民行動党(PAP)の書記長第1補佐にヘン・スイキャット財務相が就任する見通しとなった。今回の書記長第1補佐ポストはPAP書記長を兼務するリー・シェンロン首相の後継者が就く人事と目されており、ヘン氏が次期首相の最有力候補に躍り出た。

中国語紙の聯合早報など複数の地元紙が伝えた。PAPは23日にも幹部会合を開き、ヘン氏の書記長第1補佐就任を決める。
ヘン氏はシンガポール金融通貨庁(MAS)長官などを経て、2011年に政界入りした。重要閣僚である教育相を経験した後、現在は財務相として予算編成などの責任者を務める。故リー・クアンユー元首相が上級相だった当時、首席秘書官だったこともある。
04年から首相職にあるリー首相は数年以内に首相を退任する見通しで、次の世代のリーダー選びがPAPの重要課題となっていた。ヘン氏はチャン・チュンシン貿易産業相、オン・イェクン教育相と並んで次期首相の有力候補に挙げられていた。チャン氏も書記長第2補佐に選任される見通しだが、第1補佐のヘン氏が一歩リードする格好となる。
リー首相やその前任のゴー・チョクトン氏も書記長第1補佐ポストを経験している。