2018年12月11日(火)

プログラミング教育のインフラトップ、DMM傘下に

スタートアップ
ネット・IT
2018/11/22 12:14
保存
共有
印刷
その他

プログラミング教育のインフラトップ(東京・渋谷、大島礼頌社長)は22日、大手ネット企業のDMM.com(東京・港)の子会社になったと発表した。ベンチャーキャピタル(VC)などが保有する発行済み株式の60%をDMMが21日付で取得した。買収額は非公表だが、数億円台後半とみられる。IT(情報技術)人材の不足を背景にプログラミング教育市場は伸びており、DMMの傘下でさらなる成長をめざす。

インフラトップの大島礼頌社長

インフラトップは2014年11月の設立。社会人向けプログラミングスクール「WEBCAMP」を運営する。オンラインの教材と教室での指導を組み合わせて、プログラミング未経験者を3カ月間でITエンジニアに育てる。これまでの累計受講生は約3000人に上る。転職保証を付けたコースでは、卒業生の転職成功率は98%に上るという。

同業他社との違いは「受講生のキャリアを徹底的にサポートする」(大島社長)点だ。単に仕事を紹介するにとどまらず、なぜプログラミングを学習するのか、将来どのようなキャリアを築きたいのかを同社のスタッフが1対1で相談に乗っている。今までに卒業生約80人を企業に紹介し、「1人も辞めた人はいない」という。

同社はこれまでにSMBCベンチャーキャピタル、ミスルトウなど複数のVCや個人投資家から出資を受けており、資本金は1億9000万円。社員数は20人。売上高は非公開だが、「前年比3倍のペースで成長している」。さらなる資金調達を模索する中で、DMMから買収提案を受けた。オンライン英会話「DMM英会話」などで消費者の認知度の高いDMMの資金力や開発人材、マーケティング力を活用することで、「戦略的に市場を取っていく」と大島社長は話す。

国内のプログラミング教育市場は業界で100億円規模といわれる。経済産業省の調査によると2020年に37万人、30年に79万人のIT人材が不足する見通しで、「5年後の市場規模は3~5倍に成長する」(大島社長)とみている。成長市場を巡りdiv(東京・渋谷)、「ジーズアカデミー」を運営するデジタルハリウッド(東京・千代田)、ユナイテッド子会社のキラメックス(東京・渋谷)などがしのぎを削っている。

DMMは松本勇気最高技術責任者(CTO)ら2人の取締役をインフラトップに送り込み、成長を支援する。年明けにもサービス名を「DMM WEBCAMP」に刷新し、シェア首位を目指していく考えだ。(鈴木健二朗)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報