2019年8月25日(日)

米探査機が火星着陸へ 内部構造解明へ難関挑戦

2018/11/22 10:08 (2018/11/22 11:54更新)
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【ワシントン=共同】5月に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「インサイト」が米東部時間26日午後(日本時間27日午前)、難関の火星着陸に挑む。地震計などによる観測で、詳しく分かっていなかった内部構造を解き明かすのが目標だ。

火星に着陸後、観測する無人探査機「インサイト」の想像図=NASA提供・共同

内部構造を調べることで、高さ2万メートルを超える高山など、火星に特徴的な地形ができた過程に迫る。地球と同じく岩石でできた惑星なのに、現在の環境が大きく異なる理由も探る。

着陸するのは赤道のやや北側の平原。探査機は重さ約360キロで、耐熱容器に覆われた状態で火星の大気圏に突入。パラシュートを開いて降下した後、さらに減速するためエンジンを表面に向かって噴射し着陸する。

これまで世界の宇宙機関が火星着陸を目指したが、大気が薄いために大気との摩擦を使って減速するのが難しく、表面に激突するなどの失敗例がある。2016年にも欧州の探査機が破損した。

探査機は無事に着陸できれば太陽電池パネルを展開。移動はせず、その場でロボットアームを使って地震計を設置したり、深さ約5メートルに観測装置を打ち込んで内部の熱の流れを計測したりする。

地震計で捉えるのは、隕石の衝突などで発生する揺れ。伝わる速さから内部の物質の硬さなどを判別する。火星は地球より小さくて早期に冷え固まり、地球のようなプレートの活動による振動はないとみられているが、それが本当かどうかも明らかになりそうだ。

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