軟骨成分が顔の形成に関与、新潟大と愛知医科大が確認

2018/11/21 22:30
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新潟大学や愛知医科大学などの研究グループは、軟骨成分の「コンドロイチン硫酸」が頭や顔の骨の形成、皮膚のしなやかさの維持に強く関与していることをマウスを使った実験で確かめた。低身長症や皮膚の異常といった病気の治療に使う創薬などに役立つ可能性がある成果だという。

体内で合成されるコンドロイチン硫酸は、軟骨や手足の骨の成長などに重要なことが分かっていた。今回の研究では同物質が十分に合成されないマウスでは頭蓋骨や顔面の骨、皮膚などが正常に作られないことを新たに明らかにした。

新潟大の依田浩子准教授と愛知医科大の武内恒成教授らはコンドロイチン硫酸の合成に関わる酵素の一つが働かないようにしてマウスを育てた。個体差はあったが、ほぼ全てのマウスで通常よりも丸い顔になったり、皮膚が伸びすぎたりした。一部では顎の骨がうまく作られずに前歯が伸び続ける現象もあった。

コンドロイチン硫酸はサプリメントなどに使われているが、それ自体の摂取が体内での増加につながるかなどは分かっていない。

研究グループは今後、身体への働きなどをより詳しく調べた上で創薬につながる候補物質探しなどを進める。

研究成果は英科学誌の「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に掲載された。

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