トヨタ、「来年は2連覇狙う」 WRC報告会

2018/11/21 19:40
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トミ・マキネン代表(左)とヤリマティ・ラトバラ選手(21日、名古屋市中村区)

トミ・マキネン代表(左)とヤリマティ・ラトバラ選手(21日、名古屋市中村区)

トヨタ自動車は21日、世界ラリー選手権(WRC)の2018年シーズン終了を受け、名古屋市で報告会を開いた。トヨタは全13戦のうち5戦で優勝。チーム別で1999年以来、19年ぶりに1位となった。トミ・マキネン監督は「来シーズンはチームとしての2連覇と、ドライバーズチャンピオンを獲得したい」と抱負を述べた。

トヨタは17年に18年ぶりにWRCに復帰。今シーズンはアルゼンチンで開かれた第5戦を皮切りに優勝を重ね、韓国・現代自動車、米フォード・モーターなどを抜き19年ぶり4度目のチーム優勝を決めた。ヤリマティ・ラトバラ選手は「ドライバーだけでなく、チーム全員で勝ち取った勝利だ」と語った。

チーム優勝は今シーズンから加入したオット・タナック選手の活躍も大きい。第8戦から10戦まで連続で優勝するなど、全4戦で優勝を果たしてチームをけん引。年間のドライバー別ランキングでもチーム最高の3位に立った。タナック選手は「チームに加入して初年度だったが、自信を持って走ることができた」と喜びを語った。

WRCは欧州を中心にF1と並ぶ人気を誇る競技。市販車を改造したラリー車で、山道や農道といった一般道を時速100~200キロメートルで走るのが特徴だ。トヨタは小型車「ヤリス(日本名ヴィッツ)」で参戦し、ラリーの極限状態で得た知見を、市販車の開発に生かそうとしている。

ヤリスは20年にもフルモデルチェンジする見通し。青木徳生WRCエンジン・プロジェクト・マネージャーは「いまのエンジンは開発を始めた2年前とは別物。どうすれば運転しやすいか、速く走れるか改良を重ねている」と述べた。

19年1月に開幕する来シーズンでは、トヨタは新たにクリス・ミーク選手をドライバーに迎えて戦いに臨む。ミーク選手は「トヨタはチーム全員が情熱を持っている印象だ。来シーズンにチームの一員として走るのが楽しみだ」と、チーム2連覇に向け意気込みを語った。

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