2018年12月15日(土)

離島へドローン配送実験 ANAHDや福岡市

サービス・食品
九州・沖縄
2018/11/21 18:45
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ANAホールディングス(HD)や福岡市などは21日、ドローンを使い離島まで物品を運ぶ実証実験を公開した。海産物や医薬品など1キログラムの荷物を、同市西区の唐泊港から玄界島までの約5キロメートルを運搬。安全性や環境性能を確認して、将来的にはドローンを使った物流網の構築をめざす。(映像提供=TVQ九州放送)

実証実験はANAHDとエアロセンス(東京・文京)、福岡市で構成する福岡市ドローン物流協議会が実施。エアロセンスはソニーとZMPが設立したベンチャー企業で、機材を提供した。

唐泊の公園から玄界島のヘリポートまで「く」の字型の経路を、オペレーターがドローンを直接目視することなく飛行する実験を行った。ドローンは離陸後一気に70メートルまで高度を上げ、時速36キロの速さで平行移動。およそ5キロメートルの区間を約9分で結んだ。漁船なら15~20分ほどかかるという。

往路は書状や宅配便を想定した軽量の荷物を、復路は玄界島特産のワカメ2袋を運んだ。

唐泊港から郵便物などを載せ玄界島に着陸するドローン(21日、福岡市西区)

唐泊港から郵便物などを載せ玄界島に着陸するドローン(21日、福岡市西区)

市漁業協同組合・玄界島支所の細江四男美氏は「海がしけて船が欠航し、食料や新聞が届かないことがしばしばある。ドローンが雨や風にも強ければ助かる」と述べた。さらに「サザエやアワビといった旬の食材を、新鮮なまま都心に配送できればPRにもなりそうだ」と期待を語った。

「安全に運行できてほっとした」とANAHDの津田佳明デジタル・デザイン・ラボ・チーフディレクター。「事業化には人口密集地域を飛ばす必要がある。まずは実証実験を重ねてノウハウを積むとともに、理解を得ていく」という。実証実験は20日に開始、22日まで実施する予定だ。

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