ホンダが新水素ステーション、10分でFCV満タンに

2018/11/21 15:00
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ホンダは21日、燃料電池車(FCV)向けの新型水素ステーションの受注を始めたと発表した。コンプレッサー(圧縮機)を使わずに現行型の2倍の圧力をかけ、ホンダのFCVなら10分で満タンにできる。一般的なステーションよりも小型で価格も安く、ステーション整備が遅れていた地方部でFCVの普及拡大を後押しする。

従来の倍の圧力でFCVに水素を充填できる

「スマート水素ステーション(SHS)」の新型の受注を始めた。太陽光などの再生可能エネルギーで発電した電気で水を電気分解して水素を作り出す仕組みで、現行モデルは2014年から設置を始めていた。

製造は日鉄住金パイプライン&エンジニアリング(東京・品川)と組む。独自の高圧水電解システムを使い、コンプレッサーを使わずに70メガ(メガは100万)パスカルの高圧水素をFCVに充填する。小型化に限界があるコンプレッサーがないため、一般的なステーションよりも小型で騒音も少ない。

経済産業省によれば、国内の水素ステーション数は18年春時点で100カ所にとどまる。既存のステーションは四大都市圏に集中しており、地方でFCVが普及しない最大の要因となっていた。

一般的な水素ステーションの建設費は4億~5億円とされる。一方でホンダの新型SHSの設置コストは補助金を除いても2億4千万円程度(工事費など含む)。安価なだけでなく保守・メンテナンスも簡素化できるとみており、水素インフラの整備につなげる。

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