2019年8月23日(金)

関西発「挑む人」

フォローする

多忙でも「充実」 競走馬の幸せ 世界と議論
JRA獣医師 草野寛一さん

2018/11/22 6:30
保存
共有
印刷
その他

草野寛一さん(46)は日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニング・センター(滋賀県栗東市)内にある競走馬診療所で獣医師として働くかたわら、日本を代表して国際会議に出席し「馬の福祉」についての指針づくりなど、国際的な議論に参加する。

草野寛一さん

草野寛一さん

馬の福祉とは、競走馬がレースなどで受ける苦痛をできるだけ軽減しようとする考え方。世界的に関心が高まっており、薬物やムチの使用の規制、引退馬のアフターケア、夏場の暑さ対策など議論は多岐にわたる。

草野さんは、世界各国の競馬施行者で構成する国際競馬統括機関連盟(IFHA)が設ける、馬の福祉について議論する委員会などで委員を務める。今年も会議や講演などで5回ほど海外に渡り、そこで得られた知見を国内でのルールづくりなどに還元している。

馬の福祉に取り組むようになったきっかけは2006年。日本で開催された、競馬のドーピング検査に関する専門家と獣医師による国際会議に事務局の1人として関わった。最終的に日本からも何か発表しようとなり「頼まれたら断らない」という草野さんが、その登壇者に選ばれた。ここから各種の国際会議に参加するようになった。

普段は獣医師としてトレセンの競走馬を診察するなど、現場でも第一線で活躍する。馬の福祉に関するトレセン内の厩舎での取り組みや意見を吸い上げて国際会議で発言できるうえ、国際的な議論の内容をすぐに伝えられる点で「現場にいる利点は大きい」。だから多忙でも「充実している」という。

(関根慶太郎)

関西発「挑む人」をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

競馬のコラム

電子版トップスポーツトップ

関西発「挑む人」 一覧

フォローする

 草野寛一さん(46)は日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニング・センター(滋賀県栗東市)内にある競走馬診療所で獣医師として働くかたわら、日本を代表して国際会議に出席し「馬の福祉」についての指針づく …続き (2018/11/22)

ハイライト・スポーツ

[PR]

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。