外国人3割の労組、ハイデイ日高が結成 パートら参加

ラーメン店「日高屋」を運営するハイデイ日高で、外国人のパートやアルバイトが約3割を占める労働組合が今春に結成されていたことが分かった。組合員数は約9000人で外国人は3000人弱という。賃金や労働環境などの待遇改善において、外国人アルバイトの意見が経営にも反映されそうだ。
ハイデイ日高は首都圏でラーメン店などを約420店運営する。正社員が約800人いるのに対し、パート・アルバイトは約9000人で、そのうち4割程度を外国人が占める。ベトナムや中国、ミャンマーからの留学生が多い。人手不足による人材確保や待遇改善のため、今春にアルバイトの時給を一律で20円引き上げている。
労組に外国人が加盟しているケースは珍しくないという。テーマパークや居酒屋での事例がある。「テング酒場」などの居酒屋チェーンを経営するテンアライドの労組にも外国人のアルバイトが加盟している。
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