中国、債務削減の誤算 企業資金難を人民銀総裁謝罪
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中国が進めてきた企業や地方政府の債務削減を巡り、中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁が謝罪に追い込まれた。民間企業の資金繰り悪化を招いた責任を認めたのだ。米国との貿易戦争で経済が減速するなか、債務削減を柱とする構造改革は棚上げされそうだ。
「政策の考慮が不十分だった。信用収縮が起きて民間企業の資金調達難を拡大した」。11月6日、国営新華社が配信したインタビューで易氏は債務削減が誤りだったと率直に認め...
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