働く女性の86%「管理職なりたくない」 愛媛銀系調査

愛媛銀行の調査部門、ひめぎん情報センターがまとめた「2018年働く女性に関するアンケート調査」によると、「管理職になりたくない」とする女性が86.6%に上ることがわかった。なりたくない理由(複数回答)は「業務負担・責任の重さ」が48.3%で最多だった。
このほかには「家庭やプライベートを重視」が44.9%、「ストレスの増加」が34.3%で続いた。「出世に興味がない」とする意見も27%あった。ひめぎん情報センターは「女性管理職を増やすには、働く環境だけでなく、女性の意識改革も重要」と分析する。
職場にあったらいいと思う制度・働き方(複数回答)は、「賃金改善」(36.3%)、「週休3日制」(26.1%)、「副業許可」(19.7%)が多かった。一方で職場で実際に取り組まれていることは「残業の削減」(49.3%)が多く、女性が求めていることと現状とのギャップがうかがえる。
調査は9月上旬、愛媛県内にある愛媛銀の支店を訪れた仕事を持つ女性を対象に実施。471人から回答を得た。平均年齢は40.5歳だった。
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