太陽光発電などをAI制御 長野の企業が新システム
太陽光発電設備施工のネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ケ根市)は20日、人工知能(AI)で電気の出力を制御するリチウムイオン蓄電システムを発売した。AIが家庭の太陽光発電量や電気使用状況などを予測し、蓄電池を充放電する。太陽光発電を自家消費する家庭の需要を狙う。
同社が2017年に発売したリチウムイオン蓄電システムに、AI技術のグリッドシェアジャパン(東京・港)が提供するサービスを付けた。希望小売価格は税抜きで285万円。
AIは翌日の天気によって太陽光で発電できる量を予測し、前日の夜間のうちに電力会社の商用電源から充電する量を決める。曜日や時間ごとの家庭の電気使用量も学習して充放電し、太陽光と商用電源を組み合わせて電気料金の削減を目指す。