2019年8月20日(火)

コベルコ建機が油圧ショベル2割増産、広島の主力工場

2018/11/19 18:45
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コベルコ建機は19日、2020年までに主力の五日市工場(広島市)で量産する油圧ショベルの生産能力を2割増強すると発表した。「マザー工場」と位置づける同工場で世界的な建機の需要増に対応し、12年から海外で取り組んできた「コベルコ」ブランドの浸透につなげる。

五日市工場は2012年に稼働させた同社の「マザー工場」

約20億円を投じ、油圧ショベルなどを年産1万500台と、現状の同8900台から2割増やす。生産品目は7~85トンクラスの油圧ショベルと鉄製品の破砕などに使う環境リサイクル機械。同工場では現場を効率化するICT(情報通信技術)制御の油圧ショベルなども生産している。

既存工場のレイアウトでは一緒だった複数工程を分散し、油圧ショベルの重りである「カウンターウエイト」と呼ばれる部品などの外注化などで効率を高める。スマートファクトリー化で部品搬送の自動化などもすすめる。工事は段階的にすすめ、20年3月までに完了する見通しだ。

同社は国内外に6拠点のショベル工場を持ち、五日市工場は12年から年産8500台の工場として稼働を始めた。同工場の油圧ショベルは日本や米国など全世界へ出荷されているが、今回の増産投資で特に欧州でコベルコブランドの存在感を高めたい考えだ。

コベルコ建機は12年にオランダのCNHグローバルとの資本提携を解消し、13年にアジア・オセアニア以外の欧米などの市場に再参入した。このためブランドでは後発と認識されており、市場で存在感を高めるのは急務だ。足元で欧米など先進国の需要は安定的で、今後の需要も底堅いと判断。現状5~6%の欧米のシェアを20年に10%程度に引き上げる計画だ。

同社は19年1月、インフラ投資の増加で需要が高まるインド市場向けにもインド工場を拡張するなどグローバルで増産投資をすすめる。今後は中東やアフリカ、ロシアなどでのブランド浸透も進めたい考えだ。

(西岡杏)

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