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江崎グリコがアイスを値上げ、原材料価格など高騰で

アイスクリームの値上げが相次いでいる。江崎グリコは19日、アイスクリーム55品目を2019年3月1日出荷分から値上げすると発表した。上げ幅は6~10%。ロッテも同時期からアイス商品の約半数にあたる29品目を値上げする。牛乳やバターといった乳製品の価格に加え、物流費の上昇がメーカーの重荷になっている。

江崎グリコの値上げ対象は「パピコ」や「ジャイアントコーン」など小売店で販売する商品と、自動販売機向けの「セブンティーンアイス」シリーズ。値上げ実施は小売店向けが4年ぶり、自販機向けが約5年ぶり。「4年間で原材料費や物流費などがかなり上がっており、現在の価格水準では吸収しきれない」(同社)という。

直近ではロッテが6日に主力のアイスクリーム「爽 バニラ」など29品目を平均7.1%値上げすると発表していた。現在、希望小売価格が130円の「爽 バニラ」や「雪見だいふく」を140円、500円の「モナ王マルチ 北海道あずき」を550円にそれぞれ引き上げる。

アイス業界では15年にロッテや江崎グリコのほか、明治、森永製菓、ハーゲンダッツジャパンなどアイス各社が一斉に値上げしている。当時の値上げもプラスチック包装材の高騰や人手不足による人件費の上昇など今と似ているが、ここにきて物流費高騰がさらに深刻となっていることが背景にある。

アイスはマイナス20度ほどの状態で配送する必要がある。小売店の売り場などでの保管も含めると、常温の食品に比べ2倍以上の物流費がかかるとされ、「利益率は低い」(市場関係者)。

国内のアイス市場は17年度に初めて5000億円を超え市場は伸長している。ただ、足元では新商品の入れ替えも激しく定番商品として残るのは容易ではなくなっている。明治も「(値上げ)を検討している」といい、さらに各社が値上げに追随すれば、消費者の財布にとっては痛手になりそうだ。

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