2018年12月10日(月)

ゆるキャラ、埼玉のカパルに栄冠 「組織票」キャラ3位に

関西
社会
2018/11/18 19:03 (2018/11/18 20:43更新)
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自治体や企業のゆるキャラ日本一を決める「ゆるキャラグランプリ2018in花園~ラグビーのまち東大阪~」の結果発表が18日、大阪府東大阪市の花園中央公園であり、ご当地部門では埼玉県志木市文化スポーツ振興公社の「カパル」が栄冠に輝いた。

優勝した埼玉の「カパル」(中央)、右は2位に入った福岡の「ジャー坊」、左は3位の三重の「こにゅうどうくん」(18日午後、大阪府東大阪市)=共同

暫定1~3位だったゆるキャラはいずれも自治体職員の「組織票」が指摘され、インターネット投票の多くが不正として削除された。暫定2位の福岡県大牟田市の「ジャー坊」は2位を維持、1位だった三重県四日市市の「こにゅうどうくん」は3位に転落、4位だったカパルが追い抜いた。

暫定3位の大阪府泉佐野市の「一生犬鳴!イヌナキン!」は4位に終わった。

振興公社の抜井俊理事長はカパルについて組織票はなかったと説明。「職員は5人しかいない。ファンが地元駅前でビラ配りをして応援してくれた。地域で活動してきた結果だ」と喜んだ。志木市で古くから伝わるカッパの民話をモチーフに2000年に誕生。来場者の投票とネット投票を合わせ、88万9346票を獲得した。

1日時点で約118万票だったこにゅうどうくんを巡っては、四日市市がネット投票でフリーメールアドレスを取得して約2万件のIDを作成。職員らに配布し組織票を投じたとされた。8月以降、原則1人が1日に1回、1つのIDで投票可能だった。

実行委員会が依頼したシステム会社が9日に締め切られたネット投票について、不正とみられるIDを削除した結果、1日から約38万票減らし約80万票に。一方、約77万票で4位だったカパルは票を伸ばした。

四日市市の森智広市長は「ルールに従って取り組んだ。投票を強要したことはない。組織票のイメージがついたのは残念だが、全国区になったので良かったのかな」と話した。

2位のジャー坊でも大牟田市が約1万件のIDをつくり、希望した職員に配布していた。

実行委の西秀一郎会長は毎年、組織票があると指摘。「単に数字だけを追い掛けてほしくない。本当の意味での地方創生は絶え間ない努力から生まれる。ゆるキャラに頼りすぎないでほしい」と注文を付けた。

来場した奈良市の会社員、伊沢裕二さん(56)は組織票について「あからさまにやると楽しくないし、キャラのイメージも悪くなる」と話した。

8回目の今年はご当地キャラクター507体、企業のキャラクター402体がエントリーした。企業部門では関西電力の「はぴ太ファミリー」が1位だった。〔共同〕

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