トランプ氏、20日までに包括報告 サウジ記者殺害で

2018/11/18 13:25
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【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は17日、サウジアラビア人記者カショギ氏の殺害にサウジ政府が関与した事件について、実行犯などに関する「包括的な報告」を20日までに受けると明らかにした。現時点では、サウジの事実上の最高権力者のムハンマド皇太子の関与があったと断定するのは「早計だ」と説明しつつ「その可能性もある」と語った。

17日、トランプ米大統領はハスペルCIA長官やポンペオ国務長官とサウジ人記者の殺害事件をめぐって協議した=AP

17日、トランプ米大統領はハスペルCIA長官やポンペオ国務長官とサウジ人記者の殺害事件をめぐって協議した=AP

訪問先のカリフォルニア州で記者団に語った。殺害事件について「おそらく来週月曜日(19日)か火曜日(20日)には包括的な報告を受ける」と説明。報告には「事件を起こした人物が盛り込まれる」との見通しを示した。トランプ氏は17日、米中央情報局(CIA)のハスペル長官やポンペオ米国務長官と電話し、事件について協議していた。

複数の米メディアは16日、CIAがカショギ氏殺害はムハンマド皇太子の命令だったと断定したと報じた。だが米国務省のナウアート報道官は17日の声明で、報道は「不正確だ」と否定。「殺害事件には解き明かされていない多くの疑問がある」と指摘し、今後も情報収集を進める考えを示した。その上で「米政府は殺害事件に関わった犯人に責任をとらせると決心している」と強調。一方で「米国とサウジの戦略的に重要な関係を維持していく」とも説明した。

複数の米メディアによると、ムハンマド皇太子の弟のハリド王子がカショギ氏に電話し、殺害現場になったイスタンブールのサウジ総領事館を訪問するように促していた。CIAが傍受した通話記録によると、ハリド王子にカショギ氏に電話するよう指示したのがムハンマド皇太子で同氏の関与を裏付ける証拠の一つになっている。

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