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ハーパーやマチャド、注目の大リーグFA選手
スポーツライター 杉浦大介

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2018/11/19 6:30
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先発投手では目玉になる可能性があったクレイトン・カーショーが早々にドジャースと再契約し、市場に出ているほかの先発投手はビッグネームぞろいとはいえない。最高値がつきそうなのは18年に11勝7敗、防御率3.15という好成績を残した29歳の左腕パトリック・コービン、レッドソックスの一員としてプレーオフで評価を上げた28歳のネイサン・イオバルディか。なかでもニューヨーク出身のコービンは先発が必要なヤンキースと相思相愛といわれ、早い時期に移籍決定するかもしれない。また、ダラス・カイケル、チャーリー・モートンというアストロズ勢、安定感抜群のJA・ハップといったベテランも複数年契約を得るだろう。

救援投手、先発よりも層厚く

FAの救援投手陣は先発よりも層が厚い。レッドソックスの抑えとして名を売ったクレイグ・キンブレルをはじめ、アンドリュー・ミラー、ザック・ブリットン、デビッド・ロバートソン、ケビン・ヘレーラといったクローザーレベルがずらり。近年の大リーグではブルペンへの比重が増すばかりだけに、今オフも注目度は高い。キンブレルはレッドソックス残留が濃厚とみられているが、ほかのビッグネームの動向も興味深い。

最後になるが、ポスティングシステムを通じてプロ野球西武から大リーグ入りを目指す菊池雄星が高い評価を得ている。スポーツ専門局ESPNのFA選手ランキングで15位、大リーグ機構(MLB)の公式ホームページ「MLB.COM」では11位。18年にブルージェイズ、ヤンキースで合計17勝を挙げた左腕ハップよりも菊池が上位に位置づけており、大リーグ関係者は先発ローテーションの2、3番手が務まる素材とみているのだろう。

大リーグ関係者は菊池を先発ローテーションの2、3番手が務まる素材とみているようだ=共同

大リーグ関係者は菊池を先発ローテーションの2、3番手が務まる素材とみているようだ=共同

17年の菊池は187回2/3を投げて防御率1.97、217奪三振という自己最高の成績を残したことが高評価の要因か。また、田中将大や前田健太、ダルビッシュ有、大谷翔平ら多くの先発投手が大リーグで好成績を残し、日本投手全体が依然として重宝されていることも大きいだろう。「MLB.COM」はレンジャーズ、ドジャース、ヤンキース、マリナーズ、フィリーズ、パドレスが菊池獲得の候補として挙げており、争奪戦となる可能性は高い。

もっとも、米国内の各媒体は菊池の過去の故障歴にも言及している。ESPNは「故障による離脱があり得ることも考えておかなければならない」と指摘。そういった不安要素を考えれば、27歳の菊池に最終的にどのような価値がつくかを予想するのは容易ではなさそうだ。

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