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ハーパーやマチャド、注目の大リーグFA選手
スポーツライター 杉浦大介

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2018/11/19 6:30
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2018年の米大リーグはレッドソックスのワールドシリーズ制覇で幕を閉じ、ストーブリーグに突入している。この冬のフリーエージェント(FA)市場では誰が目玉になるのか。新たに日本選手のメジャーリーガーは誕生するのか。今オフの見どころをピックアップしていきたい。

ともに26歳、これから全盛期

FA市場で最も大きな注目を集めるのがブライス・ハーパー、マニー・マチャドの2人の野手だ。

18年はナショナルズで34本塁打、100打点を残したハーパー、オリオールズとドジャースで打率2割9分7厘、37本塁打、107打点を打ったマチャドはともに現在26歳。今まさに全盛期を迎えようとしている2人のスーパースターが、そろって移籍市場に出ることなどめったにない。特にハーパーは早くから18年オフのFA争奪戦の注目選手とされ、15年にナ・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いたころには史上初の総額4億ドル(約450億円)の契約を手にすることも可能とみられていた。

ところが、けがで51試合を欠場した17年に続き、18年はシーズンの大半を2割台前半の低打率にあえぎ、ハーパーの市場価値はかなり下がった感じがある。それでも資金力豊かなチームが興味を持つはずだが、4億ドルどころか、14年にジャンカルロ・スタントン(現ヤンキース)がマーリンズと結んだ13年総額3億2500万ドルの史上最高額契約を上回ることもおそらくないだろう。

一方、18年に自己最多タイの本塁打数をマークしたマチャドは、よいタイミングでFA市場に出るようにみえる。三塁、遊撃という重要なポジションを守れるのも大きい。ただ、今夏のトレード期限にドジャース移籍以降は66試合で打率2割7分3厘と成績が下降。また、プレーオフ中にも「ハッスルプレーは自分のスタイルではない」と発言したり、走塁時に一塁手のかかとを踏もうとしたり、イメージがすっかり悪くなったのもマイナス材料だ。

こうした背景で迎える18年オフ、ハーパーとマチャドはそれぞれどのチームから、どんな契約を受け取るのか。米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」(電子版)は、ハーパーが最も合うのはヤンキース、マチャドはフィリーズと指摘。ただ、ハーパー争奪戦はドジャース、フィリーズ、カブス、ホワイトソックスなども候補になりそうで、ナショナルズ残留もありえない話ではない。マチャドにはヤンキースも触手を伸ばす可能性がささやかれている。とにかく様々な方向性が考えられるだけに、しばらくはこの2人の一挙手一投足から目が離せない。

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