APECが本格討議 首脳会議2日目始まる
【ポートモレスビー=共同】パプアニューギニアで開かれている日米中など21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は18日、2日目の協議に入った。自由貿易の推進などのテーマを本格的に討議。米国のペンス副大統領と中国の習近平国家主席は首脳会議の前から互いの通商政策を巡って火花を散らしている。

首脳会議は同日午後に閉幕。その後、首脳宣言を公表する予定だが、文言の調整などで難航する可能性がある。15日の閣僚会議では米中が互いの主張を譲らず、閣僚声明の文言調整が進まなかった。
安倍晋三首相は、米国などの保護主義的な政策を懸念。中国の投資を受け入れた国が相次ぎ財政悪化に陥っている状況を念頭に置き、インフラ投資を受ける国に透明性や財務の健全性も求める構えだ。