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仏燃料税抗議デモ28万人に 1人死亡、230人負傷

【パリ=共同】フランス内務省は17日、国内2千カ所以上で行われ、1人が死亡した自動車燃料価格の高騰や政府の燃料課税引き上げに抗議するデモについて、参加者は約28万人に上り、負傷者は約230人となったと発表した。

デモ参加者は各地で道路を占拠するなどして交通を遮断、混乱が広がった。報道によると、死亡したのは南東部でデモに参加していた女性(63)。娘を病院へ連れて行こうと車を運転していた別の女性がデモに遭遇し、車をたたかれてパニックとなり、死亡女性を含むデモ隊に突っ込んだ。

パリでは17日午後、シャンゼリゼ大通りの東端にあるコンコルド広場周辺に約1200人が集結。近くの大統領府(エリゼ宮)に向かおうとしたが、警官隊が催涙ガスを使うなどして阻止した。

デモは中心となる主催者なしで、ソーシャルメディアを通じて動きが広がった。ほぼ全てが当局への届け出なしで実施されたとみられる。路上での作業時に着用する安全ベストをシンボルとして使い「黄色いベスト」運動と呼ばれる。

政府は14日、地球温暖化対策の一環である燃料課税引き上げを撤回しない考えを表明する一方、古い車の買い替えへの補助拡大など対策を表明したが、デモを回避できなかった。

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