2018年12月17日(月)

「成長」「暮らし」最後の訴え 福岡市長選18日投開票

九州・沖縄
社会
2018/11/17 20:39
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任期満了に伴う福岡市長選は17日、2週間の選挙戦最終日を迎えた。現職で3選を目指す高島宗一郎氏(44)と、新人で共産党福岡市議団事務局長の神谷貴行氏(48)による24年ぶりの現新一騎打ち。九州最大の都市のリーダーに、有権者はどちらを選ぶのか。18日の投開票を控え、市民は両候補者の最後の訴えに耳を傾けた。

福岡市長選立候補者(手前右)の最後の訴えを聞く有権者ら(17日、福岡市中央区)

福岡市長選立候補者(手前右)の最後の訴えを聞く有権者ら(17日、福岡市中央区)

冷え込みが厳しくなりつつも青空が広がった17日の福岡市。午後2時すぎ、多くの買い物客でにぎわう中央区天神の新天町商店街のアーケード内で、ジャージー姿の高島氏は声を張り上げた。「5年連続で税収は過去最高、クルーズ船寄港数や人口増加率は日本一だ」と市の成長ぶりを強調し「この勢いを絶対に止めてはいけない」と訴えた。

隣には応援に駆けつけた麻生太郎副総理・財務相の姿も。「国と福岡市が一体となり、それが結果になっている」と政権との近さをアピール。「少子高齢化で高齢者福祉の充実などにお金がいる。都市の成長で生まれた財源で生活の質を良くしていく、その好循環を確固たるものにしていく」と語った。

「(高島氏が掲げる)ロープウエー計画を中止し、暮らしや生活を直接支援する政治に切り替える」。青のたすきをかけた神谷氏は正午ごろ、歩行者らが行き交う同市中央区の西鉄平尾駅近くの交差点で声を振り絞った。「経済は成長しているが、もうかっているのは大企業だけ。賃金や可処分所得は下がっている」と高島市政を批判した。

自らも子育て世代だとして、市独自の奨学金制度の創設や中学3年までの通院費無料化などを訴えた。低所得層への家賃補助や市営住宅の増設にも取り組むと強調し、「成長も分配もできる経済に切り替えていく」と支持を呼びかけた。

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