2019年4月20日(土)

健康がテーマ、健都に商業施設が開業 吹田市

2018/11/17 12:44
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JR西日本が手掛ける健康をテーマにした商業施設「ビエラ岸辺健都」(大阪府吹田市)が17日、開業した。吹田市や摂津市などが整備する「北大阪健康医療都市(健都)」内に設けた。入居するスーパーや外食店などのテナントは健康を重視したメニューをそろえ、地域の医療機関と連携したイベントも開く。健康への関心が高まる中、新たな商業施設のモデルとなりそうだ。

健都にある平和堂のスーパーは低カロリーや減塩など健康を重視した商品を多く取りそろえる

17日の開業式でJR西日本の三輪正稔執行役員は「健康をコト消費ととらえた施設作りをした。様々な体験を通じて、楽しく健康を意識できるように利用していただきたい」と語った。

施設内にあるグンゼのフィットネスクラブは会員以外の近隣住民らも参加できるプログラムを設ける。住民や健都内の医療機関を退院した人といった会員以外が利用できるスタジオも設置し、運動や健康維持の食事を指導する。健都の中核機関の国立循環器病研究センター(国循)と提携して、退院後の患者の運動やリハビリも支援する。市立吹田市民病院の徳田育朗理事長も「ビエラ岸辺健都や国循と連携し健康医療のまちづくりを進めていきたい」と語る。

食も健康重視だ。平和堂の食品スーパーは減塩や健康を重視した弁当・総菜を多めに取り扱う。国循と提携して減塩メニューのレシピを提供するほか、管理栄養士による食事の勉強会などのイベントも定期的に開く。

吉野家は介護事業者向けに販売していた介護食を店頭で初めて売る。コメや具材をやわらかく仕上げ、舌でつぶすことができる。ネット通販限定だった血糖値の上昇を抑える牛丼などの機能性食品も持ち帰り用として販売する。

施設内のホテル「カンデオホテルズ大阪岸辺」では、カゴメと共同開発した野菜をふんだんに使った朝食「朝ベジスタイル」を提供する。吹田市に暮らす50代女性は「スーパーやレストランで減塩やカロリーを目にすることで、健康を意識するきっかけとなりそうだ」と語っていた。

健都はJR岸辺駅に隣接する旧国鉄吹田操車場跡地約30万平方メートルの再開発事業。2019年7月に移設を予定する国循や市立吹田市民病院などの医療機関が集積し、最先端の医療技術を開発する研究機関や企業も誘致する。各機関が連携して地域住民や来客者の予防医療や健康づくりをサポートする街づくりを目指す。(荒尾智洋)

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