中国が対米貿易改善案 142項目、トランプ氏明かす

2018/11/17 5:47
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【ワシントン=河浪武史】トランプ米大統領は16日、中国との貿易戦争を巡って「中国は142項目の行動計画を提出してきた」と記者団に述べた。米中は11月末にも首脳会談を開く予定で、トランプ氏は「取引で合意するかもしれない」と期待をにじませた。ただ、同氏は「大きな懸案がいくつか残っており、現時点ではまだ受け入れられない」とも述べ、中国側に一段の譲歩を促した。

米中は11月末にも首脳会談を開く予定だ=AP

米政権は中国製品に制裁関税を発動し、両国は貿易戦争へ突入した。トランプ政権は5月、中国に対して(1)貿易赤字を2年で2千億ドル(約22兆5千億円)削減(2)先端産業の育成策「中国製造2025」による補助金の撤廃(3)米国並みに関税を引き下げ――など8項目を要求。次回の首脳会談を前に中国側の回答を促していた。

トランプ氏は16日、記者団に「中国が広範な行動リストを提出してきた。142項目だ。非常に完成度が高い」と一定の評価を下した。ただ、同氏は「重要な4、5項目が解決されていない」と述べて「私にとって、まだ受け入れられるものではない」とも指摘した。中国側は関税引き下げなど市場開放策を示したものの、米国とのハイテク分野の覇権争いで欠かせない「中国製造2025」の抜本的な見直しは拒んでいるとみられる。

米中両国は11月30日~12月1日にアルゼンチンで開く20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて、トランプ大統領と習近平(シー・ジンピン)国家主席が会談する予定だ。トランプ氏は「合意しなければ追加の制裁関税を発動するが、中国は合意を望んでおり、それは不要かもしれない」とも述べた。

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