2019年6月17日(月)

VW、5年で5兆6000億円投資 電動化や自動運転に

2018/11/17 0:46
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【ウォルフスブルク=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は16日、2023年までの5年間で電動化や自動運転などの次世代分野に440億ユーロ(約5兆6千億円)を投資すると発表した。1年あたりの平均額はこれまでの計画から約3割積み増すことになる。独国内の2工場を新たに電気自動車(EV)工場に転換するほか、自社での電池生産にも乗り出す。

VWのディース社長はEVへの移行に自信を見せる(16日、独ウォルフスブルクのVW本社)

独北部ウォルフスブルクの本社で記者会見したヘルベルト・ディース社長は「将来の技術と生産体制の転換のペースを上げる」と語った。

440億ユーロは投資額全体の約3分の1にあたる。電動化と自動運転、自動車のデジタル化の3分野に使う。連結対象ではない中国は含まない金額で、業界最高水準とみられる。

VWは17年11月に同分野に18~22年までの5年間で340億ユーロを投資すると発表していたが、大幅に引き上げた。投資は増やすが、売上高に占める研究開発費の比率を20年以降に6%に抑える目標は維持する。

19年からEVを量産する独東部のツウィッカウ工場に加え、現在、中型車「パサート」を生産する北部エムデン工場を22年にEV専用工場に刷新する。商用車ではバンを生産するハノーバー工場で、「ワーゲンバス」の現代版「I・D・BUZZ」を生産する。3工場で年間約80万~100万台のEVを生産する見通しだ。

外部調達に頼っている電池は、自社もしくは合弁による生産の最終調整に入った。ディース氏は「年間150ギガワット時必要だが、現在、欧州の生産能力は20ギガワット時しかない」と必要性を強調する。

6月に発表した米フォード・モーターとの提携については「(公表済みの)小型商用車以外で協力できる可能性のある分野を特定した」と述べた。EVの車台の共有や自動運転技術の共同開発などで交渉しているもようだ。

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