平井科技相、最多3億円超 新閣僚平均6288万円
第4次改造で資産公開
第4次安倍改造内閣で新たに入閣した13閣僚が16日、10月の就任時の保有資産を公開した。家族分を含めた総資産は、平井卓也科学技術相が3億2005万円で最も多かった。13人の総資産平均は6288万円で、公開済みの安倍晋三首相と留任閣僚を含めた内閣全体の総資産平均は8910万円だった。
1億円を超えたのは平井氏を含めて3人。2位は桜田義孝五輪相で1億3678万円、片山さつき地方創生相が1億1700万円で続いた。
平井、桜田、片山各氏ら計8人が家族分を含め、総資産額には算入されない株式を保有しており、実際の資産は公開額を上回る。
平井氏は、東京都渋谷区や高松市、長野県軽井沢町に夫婦で所有する土地や建物が資産のほとんどを占める。金融資産は定期預金の200万円のみだった。
桜田氏は、千葉県柏市に宅地や田畑、住宅など多くの不動産を持っているが、自宅建設のための借入金が1億1686万円あった。金融資産は定期預金など660万円。
片山氏は夫婦の定期預金が計5200万円、有価証券が計2224万円あった。借入金は2116万円だった。
最も少なかったのは、799万円の吉川貴盛農相だった。改造で退任した13閣僚の資産も公開された。いずれも在任中に大幅な増減はなかった。
〔共同〕