南シナ海問題、先行き楽観せず シンガポール首相

2018/11/15 20:17
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【シンガポール=岸本まりみ】シンガポールのリー・シェンロン首相は15日、東アジア首脳会議など一連の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議を終えて記者会見し、南シナ海の紛争を防ぐための「行動規範」の策定について「複雑さと難しさを過小評価するつもりはない」と述べた。中国は3年以内の解決を提案しているが、各国の利害が対立し、困難な交渉となることを示唆した。

米中貿易戦争については「緊張関係が高まっていることは確かだ」と指摘。米中などの大国に挟まれるASEANは「ケース・バイ・ケースで取引し、どの勢力ともうまくやっていきたいと思っている」と強調しつつ「難しい立場に置かれることになるだろう」と懸念を示した。

東アジア地域包括的経済連携(RCEP)については「着実に進展し、交渉は最終段階にある」と強調した。当初は年内の実質妥結を目指していたが、「2019年には結論に至ることができると確信している」と語った。

ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャへの迫害問題では「それぞれの国が立場を表明した」と説明した。11月中旬から難民の帰還を始めるとしていたことについて「すでに11月中旬だ」と述べ、「数日内に実現することを期待する」とクギを刺した。

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