イズミ、広島・呉の豪雨休業店舗を閉鎖
山口、福岡の食品スーパー運営を移管
イズミは14日、西日本豪雨で休業していた最後の店舗、「ゆめマート安浦」(広島県呉市)を閉店すると発表した。店舗が浸水し再開は厳しいと判断した。また、山口、福岡両県の食品スーパー14店の運営を子会社間で移管することも決めた。
ゆめマート安浦は1989年6月にイズミ安浦店として開店、休業時には58人の従業員がいた。希望する授業員は呉市内や東広島市内の近隣の店舗などで雇用を続ける。
食品スーパー事業ではユアーズ(広島市)が運営する山口県の6店、福岡県の8店を2019年3月1日付でスーパー大栄(北九州市)に移す。これによりイズミの直営店を除き四国、中国、九州の3地域の店舗は各地域の子会社が運営する形態になる。
ユアーズは岡山、広島両県で26店、スーパー大栄は北九州市を中心に、山口、福岡、大分の3県で34店体制になる。
これまで福岡県内ではユアーズの店舗とスーパー大栄の店舗とで商圏が重なっていた。店舗閉鎖は検討しておらず、共同で商品を調達することでコスト削減を図る。
イズミの食品スーパー事業は直営店を除き、四国はデイリーマート(徳島県美馬市)、山口県を除く中国地方はユアーズ、山口県と九州地方はスーパー大栄にそれぞれ集約されることになる。