2019年5月25日(土)

スルガ銀、最終赤字985億円に転落 18年4~9月期

2018/11/14 15:33
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スルガ銀行は14日、2018年4~9月期の連結最終損益が985億円の赤字(前年同期は211億円の黒字)になったと発表した。シェアハウス向け融資で引当金を積み増し、当初予想の120億円の黒字を大幅に下回った。19年3月期通期の最終損益では975億円の赤字(前期は69億円の黒字)を見込む。融資が焦げ付く可能性を保守的に見積もり、損失が膨らんだ。

投資用不動産融資の痛み具合を改めて査定した。実質与信費用はシェアハウス関連融資で947億円、アパートローンで92億円。アパートローンは延滞率が低く、追加引き当ての対象は限定的だったとみられる。創業家関連企業に対する融資でも134億円を引き当てた。与信費用は1196億円になり、通期で1340億円に膨らむ見通し。

決算発表するスルガ銀行の有国三知男社長(右)(14日午後、静岡県沼津市)

決算発表するスルガ銀行の有国三知男社長(右)(14日午後、静岡県沼津市)

本業のもうけを示す実質業務純益(単体)は前年同期比9%減の301億円だった。貸出金利回り3.36%と、高利率の貸し出しから得られる貸出金利息が下支えした。

不適切融資により顧客の流出が進み、9月末の預金残高は17年9月末に比べ6601億円減少して3兆4159億円となった。貸出金残高は2001億円減の3兆858億円だった。

スルガ銀は10月、金融庁から投資用不動産融資の一部業務停止を含む行政処分を受けた。女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」をめぐる投資トラブルに関連して審査書類の改ざんなど不適切な融資が横行していたことが明らかになっている。

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