2019年7月23日(火)

英・EU離脱交渉大詰め、3つのポイント

3ポイントまとめ
2018/11/14 7:02
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メイ英首相は14日、欧州連合(EU)との交渉官レベルの協議で合意した離脱協定案を臨時閣議で閣僚に示します。ここで閣僚の了承が得られれば、交渉は英・EUの「合意あり」での離脱に向け大きく前進しますが、まだ予断は許さない状況です。

(1)「合意あり離脱」? 「合意なし離脱」?

英国のEU離脱は2019年3月末と予定が決まっていますが、企業活動や生活への影響を緩和するために2020年末まで「移行期間」を設けることになっています。ところが英・EUが離脱条件で折り合えず「合意なし」離脱になった場合には来年3月にEUとの取引で突然、関税などが復活し、経済や市民生活が混乱する可能性があります。

▼英離脱「12月が合意期限」 EU交渉官、加盟国に伝達 無秩序回避、移行期間延長も

(2)懸案はアイルランド問題

英・EU間の交渉での最大の懸案は、離脱後に陸続きでの英領北アイルランドとEU加盟国アイルランドの国境をどうするかです。過去の紛争の歴史を繰り返さないために厳しい国境管理はしない方針ですが、そのための具体策づくりで難航しています。

▼アイルランド高官「厳格な国境管理に反対」英EU離脱 英側との企業活動重視

(3)英議会が認めるのか?

英・EU間で離脱条件で妥結しても、英議会の承認がないと「合意あり」の離脱にたどり着きません。メイ首相を支えるはずの与党保守党内には、メイ首相が掲げるEUとの経済関係を重視した離脱方針に反対する勢力がいます。もっとはっきりEUと決別し、国家主権を取り戻すべきだと思っているからです。

▼EU離脱交渉に英議会の壁、消えた2案

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