2019年4月25日(木)

メルケル独首相、「真の欧州軍」に賛意 マクロン氏に呼応

2018/11/14 1:20
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【ベルリン=石川潤】ドイツのメルケル首相は13日、欧州議会で演説し「我々は真の欧州軍をいつか創設するためのビジョンを話し合うべきだ」と語った。米国に頼らない欧州軍の創設はマクロン仏大統領が提唱したが、トランプ米大統領が「非常に侮辱的だ」と反発していた。メルケル氏は欧州軍が北大西洋条約機構(NATO)の補完になると述べ、トランプ氏の懸念はあたらないとの考えをにじませた。

欧州軍に前向きな姿勢を示したメルケル独首相=AP

メルケル氏は欧州軍の創設は「欧州各国の間で二度と戦争をしない」というメッセージになるとも述べた。欧州では、ロシアによるクリミア半島の武力併合や米国の中距離核戦力(INF)廃棄条約の破棄表明などで、安全保障への不安が強まっている。メルケル氏はマクロン氏と足並みをそろえ、欧州の結束を強く呼び掛けた。

ただ、NATO加盟国による防衛費の公平負担を求める米国と独仏の議論は必ずしもかみ合っていない。欧州軍を巡って米国と欧州の亀裂が深まれば、領土的な野心を隠さないロシアのプーチン政権を利することになる。欧州側は米国の理解を求めつつ、慎重に議論を進めるとみられる。

さらにメルケル氏は「単一通貨ユーロは各国が財政の持続性への責任を果たしてはじめて機能する」と指摘。2019年予算案の再提出を求められているイタリア政府に対応を求めた。

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