付属機器製造の新工場 高松機械工業、工作機械の受注増受け
工作機械を手掛ける高松機械工業は石川県白山市の本社工場の横に、工作機械の付属機器を製造する工場を設ける。投資額は4億円を見込み、生産能力を拡大することで工作機械の受注増に対応する。工作機械の部品や製品の保管場所としても活用し、本社工場で手掛ける工作機械本体の組み立て余地も増やす。
本社工場に隣接する疋田産業(白山市)の旧物流センターを取得した。敷地面積は5534平方メートルで、一部を改装して工作機械に付加する搬送装置の組み立てなどを担う。早ければ年内にも稼働させる計画。従来は本社工場で組み立てていた。
本社工場に保管していた工作機械の製品や部品の倉庫としても活用する。すでに倉庫としての利用は開始している。
工作機械の需要は高水準で推移しており、高松機械の2018年4~9月期の工作機械事業での受注残高は前年比約2割増だった。生産体制の強化で製品の安定供給につなげる。