2019年8月24日(土)

京急、神奈川・城ケ島で再開発 ホテルを建て替え

2018/11/13 22:52
保存
共有
印刷
その他

京浜急行電鉄は13日、神奈川県や同県三浦市などと組み、三浦半島の最南端にある城ケ島の再開発を進めると発表した。京急電鉄が2022年をメドに島内で運営しているホテルを建て替え、県は島をつなぐ橋の通行料の無料化に踏み切る。周辺の個人商店の再整備などにも官民が連携して取り組み、訪日外国人客などの誘致強化を目指す。

京急電鉄は城ケ島京急ホテルを建て替える(三浦市)

城ケ島は神奈川県最大の自然島で、相模湾や富士山を望む景観が楽しめるほか、民宿や海鮮料理店など観光客向けの施設も多い。三浦市は一連の取り組みを通じて、12年に約90万人に落ち込んだ観光客数を早期に150万人程度まで増やす目標だ。

京急電鉄は1965年に開業した「城ケ島京急ホテル」(全30室)を全面的に建て替える。敷地面積は約4200平方メートルで、施設の詳細や投資額は今後詰める。記者会見で原田一之社長は「開業から50年以上が経過し、現在の施設では観光資源が生かし切れていない」と述べ、地元と一体で再開発する意義を強調した。

このほか、鉄道の玄関口となる三崎口駅(同市)と城ケ島を結ぶ路線バスのアクセス向上なども検討する。

一方、神奈川県は三浦半島と城ケ島をつなぐ城ケ島大橋の通行料を無料にする。現在は普通乗用車で片道150円かかっている。無料化の時期は未定で、黒岩祐治知事は「再整備が進み始めた段階」とした。

観光客の減少などから、城ケ島の商店街では店舗の閉鎖が相次ぎ、三浦市によると現在は4割ほどの店が未活用という。地元商店などが商店街のイメージを統一するなどの活性化策にも県や市が支援する。

京急電鉄は三浦半島への観光客誘致に力を入れてきた。09年には三崎口駅までの往復乗車券や、地元飲食店で使える食券をセットにした「みさきまぐろきっぷ」を発売。17年度からはバスの周遊エリアを拡大するなどより利用しやすくし、販売実績は20万枚超と16年度比で3割増えた。

18年10月にはグループ会社が三崎港でマグロ料理などを提供する「魚市場食堂」の運営を始めている。城ケ島の再開発を進め、半島内での観光客の回遊性も高めたい考えだ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。