20年卒学生、7割超がインターン参加 仕事体験に支持

就活
2018/11/13 14:32
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就職情報大手のマイナビ(東京・千代田)が13日発表した調査によると、大学3年生を中心とする2020年春卒業予定者の7割超がすでにインターンシップ(就業体験)に参加したことがわかった。現行の就活ルールでは20年卒学生の就職説明会は19年3月の解禁だが、前哨戦ともいえるインターンは本番を迎えつつあることがわかる。

夏にインターンシップを経験する学生が増えている(東京・千代田)

同社の就活支援サイトに登録している大学・大学院生を対象として、9月28日~10月16日にネットで調査。6507人から回答を得た。

調査時期までにインターンへの参加経験がある学生は全体の72.8%に達した。参加率は3年連続で上がっているが、昨年調査からは0.6ポイントの上昇にとどまった。昨年は経団連がインターンの日数規定を廃止。1日型インターンを実施する企業が増えたことから、前回調査の参加率は12.5ポイント増と大きく伸びていた。

学生1人当たりのインターン参加社数は3.0社と前年の2.7社を上回った。学生が参加しやすいと思うインターンの期間は「1日」が53.9%で最も多かった。「2~3日」は33.8%、「1週間以上」は12.3%だった。特に秋冬は学校の授業との両立が必要なため、長期間のインターンには参加しにくいと感じる学生が多いという。

一方、最も興味を持つインターンの内容は「実際の現場での仕事体験」(36.5%)が5年連続で最多だった。ただ、最も印象に残った企業で実際に参加したプログラムを聞くと、現場での仕事体験は27%にとどまった。現場体験は指導する社員に負担がかかることから導入をためらう企業も多く、学生の興味とかけ離れた内容になりがちなことがうかがえる。

若手社員との交流会に興味を持つ学生も多い。話を聞いてみたいと思う社会人歴を聞くと、「入社1~2年目」が61.3%で最も多かった。「入社11年目以上」は2割未満で、自分の年齢と身近な社員に仕事やキャリアについて話を聞く機会を求めている。

さらに、インターンに参加して良かった点を複数回答で聞くと、「社員と会話する機会が多かった」が49.9%でトップ。「プログラム内容が考えられていて良く理解できた」(46.1%)、「グループに対してフィードバックがあって良かった」(34.0%)が続いた。

マイナビのリサーチ&マーケティング部の栗田卓也部長は「気軽に参加できるため1日型の支持が高いが、やはり1日で企業を深く理解するのは難しい。学習効果を高めるにはある程度の期間が必要だ」と指摘している。

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