2019年5月21日(火)

記者殺害「ボスに伝えて」 音声記録、皇太子関与濃厚
サウジ当局者電話と米紙

2018/11/13 12:51
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【カイロ=共同】サウジアラビア人記者殺害事件で、米紙ニューヨーク・タイムズは12日、殺害に関与したサウジ当局者が犯行現場からムハンマド皇太子の側近に電話し「行為は終わった。ボスに伝えて」と話していたと報じた。事件当時の現場の様子を録音した音声記録の内容に基づいている。記録内容からは「ボス」を特定できないが、米情報当局はムハンマド皇太子を指すと確信しているという。

音声記録の内容を知る複数の関係者の話としている。10月2日に発生した事件を巡り、ムハンマド皇太子の関与を今まで以上に強く示唆する内容。ただサウジ側は「皇太子は何も知らなかった」との立場を崩していない。

殺害後に電話したのは、皇太子の護衛役だった治安当局者マヘル・アブドルアジズ・ムタレブ氏。サウジ王室を批判していた記者ジャマル・カショギ氏をイスタンブールの総領事館内で殺害した実行犯15人の1人とされる。

トルコ政府は米中央情報局(CIA)など各国当局者にテープを聞かせ、内容を文書化したメモを提供した。だがテープ自体は渡していないという。提供した内容も国によって異なる可能性が指摘される。

トルコ情報当局は米側に、ムタレブ氏が話した相手は皇太子の側近だとの見方を伝えたが、誰なのかは不明だ。

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