宇宙カプセル内部を公開 断熱容器に損傷なし JAXA

2018/11/13 12:03
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は13日、国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰還した小型カプセルの内部の断熱容器を公開した。

たんぱく質を入れてきた断熱容器(机上の中央にあるピンク色の容器)

大気圏突入時の高温がもたらす影響を防ぐ設計で、保冷剤が今もなお冷気を保ち、目立った損傷もなかった。宇宙実験でできたたんぱく質は先に取り出しており、無事だったかどうかの分析を今後進める。

JAXA筑波宇宙センターで記者会見した田辺宏太開発チーム長は「(試料の回収だけでなく)将来の有人宇宙船の開発にもつながる最初のステップだ」と話した。

カプセルは直径84センチメートル、高さ約66センチメートルの円すい型。タイガー魔法瓶(大阪府門真市)の協力で開発した断熱容器が中心に入る。カプセル外側が大気圏突入時の2000度にさらされても、断熱容器の内部を4度に保つ。

カプセルは無人輸送機「こうのとり」7号機を離れて大気圏に突入し、11日午前7時すぎに南鳥島の南南東約660キロメートルの海域に着水した。18日以降にカプセル本体も筑波宇宙センターに運び、地球帰還までのデータを解析する予定だ。

これまでISSから物資を地球に持ち帰るには、米国やロシアの宇宙船に頼っていた。日本が独自に戻すのは初めてとなる。ISSから日本に直接届けば、宇宙実験の成果をすぐに解析できる。

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