2018年12月16日(日)

日大元監督らの立件見送りへ 「選手に指示」認めず
アメフト危険タックル問題で警視庁・東京地検支部

2018/11/13 11:43
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日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、警視庁が内田正人元監督(63)と井上奨元コーチ(29)について、タックルをした宮川泰介選手(20)へ傷害を意図する指示をした事実は認められないと判断したことが13日、捜査関係者への取材でわかった。警視庁は月内にも2人を傷害容疑で書類送検するが、東京地検立川支部は2人の立件を見送るとみられる。

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タックル問題で5月に会見した、当時の内田監督(右)と井上コーチ

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宮川選手については実行行為を認定し、同容疑で書類送検する方針。被害者側から寛大な処分を求める嘆願書が提出され、示談も成立しており、地検支部はこうした状況を考慮して処分内容を判断するとみられる。

問題の反則行為は5月に東京都調布市で行われた日大と関西学院大の定期戦で発生。宮川選手が無防備な状態の関学の選手に背後からタックルし、腰などを負傷させたとされる。関学の選手側から傷害容疑での告訴を受けた警視庁は関係者から事情を聴くなどし、捜査を進めてきた。

警視庁は複数の角度から試合を撮影した動画、内田元監督らの記者会見での発言を分析し、日大アメフト部の現役部員らからも事情聴取を重ねた。その結果、刑事責任を問われるほどの違法行為に当たるような指示を裏付ける証拠はなかったと判断したとみられる。

この問題を巡っては、宮川選手が記者会見などで、元監督、元コーチ側からけがをさせるような反則行為を指示されたと説明。元監督らはけがをさせるような指示はなかったと否定していた。

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