ライオン航空、訓練センター公開 墜落事故後に安全性強調

2018/11/12 21:00
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【ジャカルタ=エルウィダ・マウリア】インドネシアの格安航空会社大手、ライオン航空は12日、ジャカルタ郊外にある訓練施設を報道陣に公開した。10月末に同社便が墜落したほか、7日には別の便が空港内の照明灯に接触する事故を起こすなど安全性が疑問視されている。訓練施設を公開することで消費者の疑念を和らげる狙いがある。

ライオン航空は12日、訓練施設を報道陣に公開した(バンテン州タンゲラン)

バンテン州タンゲランにある訓練センターで、パイロットや客室乗務員の訓練の様子を公開した。墜落後、施設を報道陣に公開するのは初めて。施設内では、パイロットがボーイングやエアバス機材用のフライトシミュレーターで訓練していたほか、客室乗務員が緊急着陸時の対応を確認していた。

施設の責任者は「ここでは欧米の安全当局の取り決め以上の訓練を行っている」と強調。墜落したライオン便のパイロットも十分な訓練を受けていたとの認識を示した。

インドネシア運輸省は同社の墜落事故を受けて、技術担当取締役を職務から外すよう求めるなど同社への監督を強めている。安全管理に問題がなかったか特別監査も実施し、問題が見つかれば行政指導などを行う方針だ。

同社のジャカルタ発パンカルピナン行き610便は10月29日朝、ジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ国際空港を離陸直後にジャカルタ北部の海上に墜落した。乗員乗客189人の生存は絶望視されている。

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