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製紙6社、原料高で業績格差 日本紙・レンゴーが下方修正

2018/11/12 19:10
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製紙大手6社の2019年3月期業績見通しが12日出そろい、各社の業績に格差が出ている。古紙や石炭など原燃料の高騰を受け、日本製紙レンゴーが営業利益予想を下方修正。王子ホールディングスは紙の原料として外販するパルプの採算が改善し、営業利益見通しを100億円増額した。ただ原燃料高が続けば、王子HDを含め業績の下振れは避けられない。

ネット通販の普及などで需給が逼迫する段ボール原紙は、昨年夏以降に各社が値上げを実施。段ボール原紙の販売を手掛けるレンゴーなど4社の業績は今期、採算が大きく改善する見込みだった。だが原料となる段ボール古紙の想定外の急騰が重荷となり、業績の下振れ要因になっている。

古紙価格が高騰した背景には米中貿易摩擦の影響がある。中国企業が米国からではなく、日本から古紙の輸入を拡大。日本国内で段ボール原紙の原材料となる段ボール古紙の供給量が減り、8月から価格が高騰しはじめた。11月以降に各社が再度実施する値上げでも原料高を補いきれない。

段ボール古紙の高騰を受け、段ボール最大手のレンゴーは19年3月期の増益幅が縮小する。営業利益予想は前期比35%増の230億円と従来予想から70億円減額した。

日本製紙は営業利益の通期見通しを50億円引き下げ、前期比14%増の200億円とした。古紙の高騰に加え、石炭や重油など燃料の高騰も利益を下押しする。紙の原料となる木材チップやパルプだけでなく、製造時に使用する薬品価格も原油高を受けて上昇している。

北越コーポレーション三菱製紙は従来から営業減益を計画している通期予想を据え置いた。三菱製紙は原燃料価格の高騰が今期の営業利益を86億円下押しするという。

原燃料高をカバーして通期業績を上方修正したのが王子HDだ。今期の営業利益を前期比55%増の1100億円と従来予想から100億円引き上げた。外販するパルプの採算が改善し、最高益を14年ぶりに更新する。

同社は紙の原料となるパルプをブラジルやニュージーランドの子会社で生産する。新興国で家庭紙などの需要が伸びる一方、植林地の面積は世界的に限られ、需給が逼迫している。他メーカーの工場停止をきっかけにパルプ価格は高騰した。今期は前期比2~3割ほど価格が上昇している。

だが、王子HDも原燃料価格高騰には懸念を示す。同社も古紙価格の上昇が利益を圧迫している。武田芳明最高財務責任者(CFO)は1日の決算会見で「値段も高く、古紙を集めるのには苦労している」と述べた。

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