クラウドフレア、通信先照会サービスのアプリ公開

2018/11/12 17:54
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コンテンツ配信サービスを手掛ける米クラウドフレアは11日、同社が提供するインターネットの宛先照会サービスを利用するためのスマートフォン(スマホ)向けアプリを公開したことを明らかにした。

米クラウドフレアは同社のブログで、インターネットの宛先照会サービス「1.1.1.1」を利用するスマホアプリを発表した

スマホ向けアプリを公開したのはクラウドフレアが4月1日に始めたサービス「1.1.1.1」。暗号化したデータ通信手順(プロトコル)を採用し、既存の「ドメイン名」を使った通信先照会サービスに比べ、サイバー攻撃を受ける可能性を抑えている。

インターネットでは通信する相手のコンピューターの所在地を「IPアドレス」と呼ぶ数値の羅列で指定する。これだと人間にはわかりにくいため、利用者は「ドメイン名」と呼ぶ宛先を指定する。このドメイン名から相手先となるIPアドレスを照会するサービスが「DNS」と呼ばれる。

DNSは1983年から使われているが、(1)通信が暗号化されていない(2)悪意あるユーザーが誤った情報を送り込むサイバー攻撃の手法が成り立つといった欠点がある。

この欠点を解消するため、クラウドフレアはインターネットのドメイン名の管理団体である米APNICと共同で1.1.1.1を開始。1.1.1.1では暗号化した「DoH」と呼ぶプロトコルを採用した。今回公開したアプリを使うことによって、「より高速で安全にインターネットを利用できるようになる」と説明している。

ただ、1.1.1.1のサービスを使うと、インターネットサービス事業者(ISP)が提供するDNSサービスを迂回することになる。その結果、現在、法整備を含めて議論が進められているブロッキングを回避できてしまう。今後の議論にも影響を与えそうだ。

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