SAP、9000億円でネットアンケート会社を買収

2018/11/12 17:39
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【フランクフルト=深尾幸生】欧州ソフトウエア最大手の独SAPは11日、インターネット上のアンケートソフトを手がける米クアルトリクスインターナショナルを80億ドル(約9100億円)で買収すると発表した。2019年前半に完了する。SAPは従来型の売りきりの業務ソフトからクラウドへの移行を進めており、買収でクラウド関連ソフトの品ぞろえを広げる。

クアルトリクスはインターネット上でアンケートを実施する調査・分析ツールの大手。米ユタ州に本社を置き、18年の売上高は4億ドルを上回る見通し。今後も40%以上の成長が見込めるとしている。同社のソフトは世界で約9千の企業などが利用している。顧客や従業員、製品、ブランドなどについて満足度やイメージを調べて経営などの改善に生かせる。

SAPは買収のために70億ユーロ(約9千億円)を調達した。SAPの顧客網や営業網を使ってクアルトリクスのソフトを拡販する。

SAPのビル・マクダーモット最高経営責任者(CEO)は声明で「SAPは継続的に変身の機会を探り続けている。今回の買収はまさにそれを象徴する」と述べた。SAPは1月にクラウド営業支援ソフトを手がける米カリダス・ソフトウエアの24億ドルでの買収を発表するなどクラウド分野への投資を強化している。

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